昔は家を中心にした生活をしていた


仕事場というものがなかった


家族は年齢順に序列されていた


銭を稼ぐために働くのではなく、食べるものを確保するために一家で働く


土を耕し一年間にできる収穫物を知り育て食べる


その繰り返しをして一生を終える


そのことに何も疑問を持っていなかったと思う


自分の土地から部落からその外に出なくても生活はできるからだ


よく考えてみれば犯罪はどうだったのだろうか?


資料がないのでわからないのだが、教育は家のものがしたであろう


働くことと食べることが一体化しているために教育は効果的であったと思う


男の思春期はどうだったのだろうか?


働き手としては男手があった方がいいが、食い扶持を考えると女子の方が嫁に行く


のでよかったのかもしれない


嫁をもらう側に立てば子だくさんの家に嫁が一人一人に嫁いでくるというのは


ちょっと考えにくい


嫁は家を継ぐ長男であったとおもう


次男以後の男たちには不満であったと想像する


般若という言葉は若い男を指すのではないのか


仏教という教育が家の中に入るきっかけであったのではないか


そんな長い自給自足の時代に経済という時代を信長が作ってしまったと思う


特に次男以後の男子にとっては自分の力で家を持つことさえできると考えても不思議ではない


さらに嫁ももらえる


土地がなくても銭があれば野菜が買える時代


信長の側からしても銭によって兵士が手に入るというのは助かったのではないだろうか


兵士が多いということは勝つことが多い、各大名は兵士集めに必死になったのではないのか